空室対策の前に…【更新】 | 神奈川の不動産投資、新築アパート経営は横濱コーポレーション
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空室対策の前に…
横濱コーポレーション賃貸管理部 中島です。
今年の4月で入社してから4年目となりました。
横濱コーポレーションに入社した1日目が、箱根での宿泊研修だったのですが、その時アパレル業界から転職した私は不動産についての知識は皆無で、先輩方が何を話しているのかまっったく分からずこれが不動産業界かぁ・・・と圧倒されたことを思い出します。
様々な経験をさせていただき、振り返ってみるとあっという間の3年間でした。
(退職のご挨拶みたいな雰囲気だしてしまいましたが、退職しません。笑)
さて、
コロナの感染者数がなかなか落ち着かない状況で、賃貸の動きにも影響が出ております。
いつもブログを読んでいただいている不動産会社様、大家様(いつもありがとうございます)の中でも、
空室が埋まらなくて困っている。
何を対策したらよいのかわからない。
などのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。アパートの供給過剰と言われている時代の中で、数少ない入居者様に選んでいただくには様々な工夫が必要になってきます(ある管理会社様のブログで賃貸物件の過剰供給な状態を「逆椅子取りゲーム」状態と表現していました。)
例えば
「家具家電をあらかじめ設置しておく」
「アクセントクロスを入れてお部屋の印象を良くしてみる」
「共用部の草を刈って清潔感を出す」
「共用廊下の照明周りの蜘蛛の巣をはらう」
「外壁塗装する」
etc…さまざまな対策が考えられます。
人間に置き換えてみると、例えばその人がモテたいと考えている場合、
空室対策=「流行りのメイクを取り入れてみる」、「眉毛を整える」、「服装に気を遣う」など、自分を研究してなんとか異性に好かれる方法を考えていくと思います。
しかし、
これらの「様々な工夫」を実施する前に、まず第一に考えていただきたい事…。
それは、「家賃を相場感に合わせる」
これが一番重要になってくるのではないでしょうか。
室内や外壁に気を使っていくことはとても大事なことです。
しかし的外れな家賃設定をしてしまっていると、インターネット検索に引っ掛かることもなく、お客様の目に触れる機会すら失ってしまう…。ですから、まずは自分の物件がそのエリアの中で、どのような立ち位置に居るのかを把握することが重要だと感じます。
相場を調べるあたっては、当然物件によって場所、設備スペックなどが違い、全く同じものはないので、ある程度「感覚」も含んで相場は導き出すのですが、その「感覚」はとても重要なことなので、管理会社に管理を任せている大家様は、ズバリ聞いちゃうことをおすすめします。
自主管理をしている大家様の場合は、お近くの仲介会社様に聞いてみるのもいいと思います。
そのエリアを熟知している営業マンはそのエリア感覚が優れていますし、相場感を聞くくらいはすぐに答えていただけると思います。まずは人に話してみる!
そして様々な情報と感覚をすり合わせていくことで、その物件の価値=家賃を導き出すことが可能になります。インターネットで検索して調べたものだけでは、なかなか相場に近づけることは難しいです。思い切って家賃を相場に合わせてお申し込みいただける可能性を高めるか…
家賃をキープして僅かな可能性の中でお申し込みしてくれるお客様を待つか…とはいっても!「家賃を下げたくない」大家様がほとんどかと思いますので、段階的に細かく家賃を下げてみる、期間限定で家賃を下げるなどの方法も有効かと思います。
さらに+α!
定期的に物件を見に行くことも重要です。
なかなか決まらない部屋は、虫が死んでいたり、トイレの封水が切れて下水臭が充満していたり、共用部の草が伸びきってしまっているなどの原因が必ずあります。
遠方に物件をお持ちの方は大変ですが、せめて、半年から1年に1回くらいは現地に行き、肌で感じていただくことをおすすめします。
弊社でも、できる限り各営業マンが物件を見に行き、現場を知るという事を大切にしております。
机上の空論ではこの厳しい時代に立ち向かうことはできません。
本記事が、少しでも満室への近道になれば幸いです。
ページ作成日 2020-10-30