熱湯はシンクを壊す?!【更新】 | 神奈川の不動産投資、新築アパート経営は横濱コーポレーション

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熱湯はシンクを壊す?!
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    熱湯をそのままシンクへ流していませんか?

    賃貸管理部の葭原です。

    お料理をされる際やカップ焼きそばを作る際、お湯をそのままシンクへ流している方はいらっしゃいませんか?

    熱湯をシンクにそのまま流すことにはリスクがあります。

    コポコポと音がしたら黄色信号です。


     

    ・理由1. 排水管の耐熱温度は60〜70℃のため、熱湯を流すと変形してトラブルを招く

    一般的に、排水管には塩化ビニル樹脂が使われています。
    この塩化ビニル樹脂の耐熱温度は60〜70℃とされており、これより高い温度の液体を流してしまうと、樹脂が変形してしまったり、破損してしまうリスクがあるのです。

    排水管は、排水トラップといって、S字を横にしたような形になっているものが一般的です。
    S字の部分に水が溜まるようになっているため、熱湯を流すとそこに熱湯が溜まってしまいます。とくに、S字の排水トラップ部分が破損する可能性は高いです。
    また、継目の部分は専用の接着剤を使用していることが多く、接着剤が熱湯により溶けて水漏れしてしまうこともあります。

    ・理由2. 排水管が変形してしまえば対処しようがない

    接着剤が溶けたことによる水漏れであれば、その部分を修理すれば済むのですが、もしも排水管が変形してしまうと、元の状態に戻すことはできません。
    また、変形以外で破損してしまった場合も、排水管の取り替えが必要です。
    こういった事態が起こらないためにも、シンクに熱湯を流すのはやめておきましょう。
     

    「賃貸物件だから関係ない」ではありません。

     

    持ち家でもなく、賃貸物件なので、シンクが壊れても別に…という発想もあり得ますが、熱湯を起因として配管が破損した場合、漏水を始めとしたトラブルにも繋がりかねませんし、職人が見れば原因は明確なので、善管注意義務を理由に退去時の原状回復請求範囲となる場合もあり得ます。あまり知られていない事象ではありますが、これを機会に、役に立つ豆知識としてご留意頂ければ幸いです!
     


    ページ作成日 2021-04-30