近年、銀行預金に利子がほとんどつかない中、お金を増やすためには貯金だけでなくどうしても投資の要素が必要です。ただ、そのために必要な知識は、金融工学を駆使するような複雑な投資を自分でやるのでなければ、そこまで高度ではありません。
重要なことは、当たり前ですが「投資はマイナスになるリスクがある」ということ。勉強することにマイナスはほとんどありませんが、投資には「リスクを取る練習」が必要です。多くの「勉強秀才」が資産を増やせないのは、この点のマインドセットができていないからなのです。
お金が貯まらない人と、資産をつくることができる人には、「体質」と言ってもいいような、「考え方の違い」があるということがわかってきました。
お金が貯まらない人と、資産をつくることができる人には、「体質」と言ってもいいような、「考え方の違い」があるということがわかってきました。

ここ数年は株式市場などが好調だったこともあり、メディアも投資熱を煽っています。しかし、少しの勉強をしただけで株やFXなどに手を出して、プロの投資家の餌食になってしまったり、「仮想通貨」など新手の儲け話で大きな損失を出してしまったり、最近でも、女性専用シェアハウス投資で700人から1000億円を集めた運営会社が破綻するなどの事件もありました。
事件化するほどの話は少し特殊な例と思われるかもしれませんが、大なり小なり、多くの人がこうした状態に陥ってしまうのには理由があります。このような失敗の根本にあるのは何なのか?「お金が貯まらない人」と「資産をつくる人」との違いは何なのか?これから家庭を持とうという人から、老後の資金をどのように確保しようかと考え始めた人まで、主に30代・40代前後の方に向けて、資産形成のための考え方とマインドセットをまとめました。

